“ひさしぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
久振100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほんとにお久振ひさしぶりですねえ、お變りも御在ませんの、お一人ですか。」とそつと四邊あたりを眺めた。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
あかりがつけられると思つてネ、よろづやへボツ/\いつて蝋燭らふそくちやう買つてネ、ぐ帰らうとするとよろづやの五郎兵衛ゴロベイどんが、おとめさん久振ひさしぶりだ一服吸つていきなつて愛想するから
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
久振ひさしぶりで不二雄さんの傍へ来て、つた一日で帰るのはどうも名残惜なごりおしいやうな、物足らないやうな心持が、おそらく継子さんの胸の奥に忍んでゐるのであらうと察しられます。