“ひきこも”の漢字の書き方と例文
語句割合
引籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいえ……清洲きよすのお屋敷へお引籠ひきこもりになってから、もう二年越し、どちらへも、ちょっとも外出はなさらないそうでございます」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と思いますと是が気病きやみになり、食も進まず、奥へ引籠ひきこもったきり出ません、母親おふくろは心配するが、兄三藏は中々分った人でございますから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一旦いったん眼前めのまえの平和が破れてからは、岸本は一方に輝子を見ることも苦しく思い、一方には門をとざしてあるも同様に引籠ひきこもり勝ちな今の身で
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)