“ばけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バケツ
語句割合
馬尻44.4%
馬穴44.4%
亜鉛盥11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで今度はスッ裸で、馬尻(ばけつ)を持って河まで水を汲みに行く。雨は中々つめたい。つめたいわけである。すぐ横にはまだ雪が残っているのだから……
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
より江たちのお母さんは村でたった一人の産婆(さんば)さんでした。より江はつまらなそうに、店先へ出て、店に並べてある笊(ざる)や鍋(なべ)や、馬穴(ばけつ)なぞを、ひいふうみいよおと数えてみました。
蛙 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
台所の戸の開捨てた間から、秋の光がさしこんで、流許(ながしもと)の手桶(ておけ)や亜鉛盥(ばけつ)が輝(ひか)って見える。青い煙は煤(すす)けた窓から壁の外へ漏れる。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)