“はんきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
判金33.3%
半金33.3%
板金16.7%
煩襟16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七兵衛は得意になって、正徳しょうとく享保きょうほ改鋳金かいちゅうきんを初め、豆板、南鐐なんりょう、一分、二朱、判金はんきん等のあらゆる種類を取並べた上に、それぞれ偽金にせきんまでも取揃えて、お絹を煙に巻いた上に
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
何しろこの間も兄貴あにきの友だちなどは××新聞の社会部の記者に名刺を持たせてよこすんです。その名刺には口止め料金のうち半金はんきんは自腹を切って置いたから、残金を渡してくれと書いてあるんです。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「いかさま、三千両の数さえ不足がなければ、板金はんきんであろうと重金じゅうきんであろうと、そこは我々が上役へよしなに取計らう」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
欣然きんぜんとして 煩襟はんきんひろうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)