“はたのぼり”の漢字の書き方と例文
語句割合
旗幟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続いて笹付の青竹に旗幟はたのぼりの幾流が続々と繰り出されて来る、村から停車場へと行くこの道は、早くも蜿蜒えんえんたる行列がき栄えられて来た。
しかし昨日今日、船上山にひるがえる無数な旗幟はたのぼりをはるかに見て、これでわしの任はすんだと、ひそかにはうれしい気もする。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白木綿と茜木綿あかねもめんの布で、これでできる限り幾多の旗幟はたのぼりがこしらえられ、同時に、どこでどう探したのか陣鐘、陣太鼓の古物が見つけられ
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)