“はしはし”の漢字の書き方と例文
語句割合
端々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また眼の前に入用のない事物やことわざを覚え、一方にはまた人に耳を傾けさせる話術が進んで、国語の利用が国民の端々はしはしに行き渡ったのであるが、もちろんこれは庚申の信仰が
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
時にはわが語る言葉の端々はしはしびさまされて旧歓の哀情かなしみえやらず、貴嬢がこの姿をかき消すこともあれど、要するに哀れの少女おとめよとかこつ言葉は地震の夜の二郎にはあらず
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
世界がどうして出来て、どうして発展したか、人類がどうして出来て、どうして発展したかと云うことを、学問に手を出せば、どんな浅い学問の為方しかたをしても、何かの端々はしはしで考えさせられる。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)