“はごいた”の漢字の書き方と例文
語句割合
羽子板100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸に正月せし人の話(はなし)に、市中にて見上るばかり松竹を飾(かざり)たるもとに、美(うつくし)く粧(よそほ)ひたる娘たち彩(いろどり)たる羽子板(はごいた)を持て並(なら)び立て羽子をつくさま、いかにも大江戸の春なりとぞ。
何でも、切餅(きりもち)が二、三十切れと、魚の切身(きりみ)が七、八つ、小さい紙袋が三つ四つ、それから、赤い紙を貼った三銭か五銭かの羽子板(はごいた)が一枚、それだけがその中から出て来た。
羽子板(はごいた)の役者の似顔の細工しか見たことがなかったが、そして、羽子板の細工にも、随分(ずいぶん)精巧なものもあるのだけれど、この押絵は、そんなものとは、まるで比較にもならぬ程
押絵と旅する男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)