“はくせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剥製95.7%
伯済2.2%
白精2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汚い手拭地てぬぐいじ浴衣ゆかたを着た九つか十位の男の児が、剥製はくせいの蛙みたいにひょろひょろになって、つつじの株の葉陰にうずくまっていた。
夏の夜の冒険 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
曹洪の怒りを聞いて、行軍司馬の官にあった太原陽興たいげんようこうの出身で郭淮かくわいあざな伯済はくせいと称していた者が曹洪を諫めて
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まぐろのいすご、鱸の腹膜ふくまく、このわた、からすみ、蜂の子、鮭の生卵、ぼらへそ岩魚いわなの胃袋、河豚ふぐ白精はくせいなど、舌に溶け込むようなおいしい肴の味を想い出しては、小盃の縁をなめるのである。
蜻蛉返り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)