“はくしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伯州40.0%
白秋40.0%
泊舟20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明智一勢には、軍旅を取りいそぎ、日ならぬうち、但馬たじまより因幡いなばへ入り候え。敵毛利輝元の分国、伯州はくしゅう雲州うんしゅうへも、構えなく乱入に及ばれい。油断あるな、猶予ゆうよあるな。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当時作る所の『波』一篇は、白秋はくしゅう氏に激賞され、後選ばれて、アルス社『日本児童詩集』にのりました。父が死んだ年、兄は某中学校に教べんを取りました。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
二十七日正午、ふね岩内を発し、午後五時寿都すっつという港に着きぬ。此地ここはこのあたりにての泊舟はくしゅうの地なれど、地形みょうならず、市街も物淋ものさびしく見ゆ。また夜泊やはくす。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)