“のりゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
則行	25.0%
憲之	25.0%
矩行	25.0%
範行	25.0%

則行

そのほか、六波羅大番の小串（おぐし）三郎則行（のりゆき）、山本九郎時綱なども、顔を硬（こわ）めて、詰めあっていた。

私本太平記：02 婆娑羅帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

憲之

京野憲之（のりゆき）は、在職中、師範出の、県下でも優秀な校長で通し、いわゆる政治的手腕なるものも認められていたらしく、多少は教育界のボス的存在であつたが、職を退（ひ）くと、今度は、一転して

光は影を (新字新仮名) ／ 岸田国士(著)

矩行

下（しも）六番町に住居（すまい）致しまする友川三郎兵衛（さぶろびょうえ）次男、三次郎矩行（のりゆき）と申す未熟者……江戸勤番の武士に父を討たれまして、病弱の兄に代って父の無念を晴らしに参りまする途中

斬られたさに (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

範行

三鱗（みつうろこ）の旗をたまわって、宮方征討に向かったのは、小串（おぐし）三郎左衛門尉（ろうざえものんじょう）範行（のりゆき）と、山本九郎時綱とであった。

あさひの鎧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)