“ねずこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杜松子33.3%
黒檜33.3%
𣜌33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あのひとのお嬢さんの杜松子ねずこさんと巴里でおなじキャンプにいたんだが、横浜で焼けた幹さんの疎開先がわからないというから、そのあいだしばらくうちでお世話してあげたいと思って」
ユモレスク (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
椈の大木に交ってつが黒檜ねずこなどが岩崖に生えている。石楠しゃくなげが出て来た。附近には野生の杉もある。杉と石楠を一所に見たのは初めてだ。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「左様でございますよ、御承知の通り檜に椹、それから高野槙こうやまき羅漢柏あすひ𣜌ねずこを加えまして、それを木曾の五木とたたえている者もあるようでございます」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)