“ねがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝棺88.9%
寐棺11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禾場うちばには村の人達が寄って、板をけず寝棺ねがんこさえて居る。以前もとは耶蘇教信者と嫌われて、次郎さんのお祖父じいさんの葬式の時なぞは誰も来て手伝てつどうてくれる者もなかったそうだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
生きたものに葬式と云う言葉は穏当でないが、この白い布で包んだ寝台ねだいとも寝棺ねがんとも片のつかないものの上に横になった人は、生きながらとむらわれるとしか余には受け取れなかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おやそさんは、あたしの祖母がなくなったとき、寐棺ねがんが来たらふたをとって見て