“ぬかの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奴可50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
摂津の人、奴可ぬかの四郎は、戦友の中吉なかぎり十郎を押しとめて、俄に、おもての色を変えた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとり平家に忠誠をみせた備後国びんごのくにぬかの入道西寂さいじゃくが、源氏に心を寄せた河野四郎通清こうののしろうみちきよを討ち取ったばかりに、倅の通信みちのぶから手痛い報復をうけて殺されたという。