“にくかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
肉塊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光枝が見ると、旦那様は、壁の方に向き伏して、その大きな肉塊にくかいが、早いピッチでうごめいているのを認めた。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
暗い、きたない、ごみごみした家に沢山の大小の肉塊にくかいがころがって居るのである。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
彼等は声と、鼻息と、跫音と、きぬずれの音と、そして、幾つかの丸々とした弾力に富む肉塊にくかいに過ぎないのでございます。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)