“なんりゅうこう”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
南竜公	50.0%
南龍公	50.0%

南竜公

謀叛僧文覚（もんがく）が荒行（あらぎょう）をやった那智（なち）の大瀑（おおだき）が永久（えいきゅう）に漲（みなぎ）り落つ処、雄才（ゆうさい）覇気（はき）まかり違えば宗家（そうか）の天下を一（ひと）もぎにしかねまじい南竜公（なんりゅうこう）紀州（きしゅう）頼宣（よりのぶ）が虫を抑えて居た処

みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)

南龍公

「うん、おれは南海の龍だ！」これが頼宣の常套語（じょうとうご）であった。そこで号して南龍公（なんりゅうこう）という。

剣侠受難 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)