“なにびと”の漢字の書き方と例文
語句割合
何人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何人なにびとも初めは一見して彼を大尉と認めていたが、ほんとうの大尉その人に比較して能く視ると、まるで似付かないほどに顔が違っていた。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それに連れて二人の助太刀も、同じ門下の兄弟子二人と知れましたが、それにしてもその返りうちにした片相手は何人なにびとであろう。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
身体からだが大きくて腕力もあるが人と争うたことはないので何人なにびともかれと親しんだ、木馬の上に立ったかれを見たとき、人々は鳴りをしずめた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)