“ながつぼね”の漢字の書き方と例文
語句割合
長局100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百は姉小路あねこうじという奥女中の部屋子へやこであったという。姉小路というからには、上臈じょうろうであっただろう。しからば長局ながつぼねの南一のかわに、五百はいたはずである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
長局ながつぼねを書生部屋にして、お足らぬ処は諸方諸屋敷の古長屋を安く買取かいとって寄宿舎を作りなどして、にわかに大きな学塾に為ると同時に入学生の数も次第に多く
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
二十の春、京へ上り、禁中に仕へ、長局ながつぼねが祐筆をして五年をおくつたが、また大阪へ歸つた。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)