“ながじゅばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長襦袢97.6%
長繻絆1.6%
張襦袢0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ていると不二子さんは、手早く長襦袢ながじゅばん一枚になり、断髪に黒いレースのナイトキャップを冠って、ベッドにもぐり込んでしまった。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そして、店を畳んだ金で、その頃十七、八円もする縮緬ちりめん長繻絆ながじゅばんおび洋傘こうもりなどを買ってやった。
糸七は聞くより思わずわなないた。あの青大将が、横笛を、いきを浴びても頬が腐る、黒い舌に——この帯を、背負揚しょいあげを、襟を、島田を、張襦袢ながじゅばんを、肌を。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)