“なかをれぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中折帽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鍔広つばひろなる藍鼠あゐねずみ中折帽なかをれぼう前斜まへのめりかむれる男は、例のおもてを見せざらんと為れど、かの客なり。引連れたる女は、二十歳はたちを二つ三つも越したるし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
増田氏は朝早く自宅うちを出る時には、いつも背広に中折帽なかをれぼうといふ身軽な扮装いでたちで、すつと自動車のなかに乗込む。