“なかおれぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中折帽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生の家は先生のフラネルの襯衣シャツと先生の帽子——先生はくしゃくしゃになった中折帽なかおれぼうに自分勝手に変な鉢巻はちまきを巻き付けてかむっていた事があった。
普通の教師は学校以外の場所では中折帽なかおれぼうをかぶったり鳥打帽とりうちぼうに着流しで散歩することもあるが、校長だけは年百年中ねんびゃくねんじゅう学校の制帽せいぼうで押し通している
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
夫はもう上衣うわぎをひっかけ、春の中折帽なかおれぼうをかぶっていた。が、まだ鏡に向ったまま、タイの結びかたを気にしていた。
たね子の憂鬱 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)