“どうまる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴丸85.7%
胴円14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丈「此間こないだ大工の棟梁が来て、家根やねの事をお話したから、其の事だろうと思っていましたが、何しろお話を聞きましょう、これ胴丸どうまるの火鉢を奥の六畳へ持ってけ」
胴丸どうまるに積もるほこりうづたかきに目もかけず、名に負へる鐵卷くろがねまきは高く長押なげしに掛けられて、螺鈿の櫻を散らせる黒鞘に摺鮫すりざめ鞘卷さやまきし添へたる立姿たちすがたは、し我ならざりせば一月前ひとつきまへの時頼
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
円星宿は普通の胴円どうまる通しの手洗いであるが、石水壺は先でひろがり底すぼまりの置水鉢で、石材次第で栄えるものだが、わたくしは嫌いである。
庭をつくる人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)