“とりつぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取次85.7%
執次10.7%
執事3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大伴の表へは水を打って掃除も届き、奥には稽古を仕舞って大伴蟠龍軒兄弟が酒宴さかもりをしている。しばらくして「玄関に取次とりつぎがあるよ、安兵衞やすべえ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いかにも斯道の先生を尋ねて廻国致す者でござるが、当家のご高名を承って、一手のご指南に預かりたく推参致してござる。宜しくお執次とりつぎのほど願わしゅう存じまする」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「用事は、執事とりつぎにいうてくれ」と落着いた顔でいった。だが、驚いたのは、周囲にいあわせたこのやかたの小侍や稚子ちごや牛飼たちで
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)