“とみのもりすけえもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
富森助右衛門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうべ、一番さきに、彼と懇意になった富森助右衛門とみのもりすけえもんが何かのことから、内蔵助殿はあれで冬はとても寒がりやなので——と話したのを記憶していて、このはからいをしてくれたのだろう。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この正月の元旦に、富森助右衛門とみのもりすけえもんが、三杯の屠蘇とそに酔って、「今日も春恥しからぬ寝武士かな」と吟じた、その句がふと念頭に浮んだからである。句意も、良雄よしかつが今感じている満足と変りはない。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しょう様とは、大高源吾、たんすい様とは村松三太夫、すけ様とは富森助右衛門とみのもりすけえもん、しげ様とは、即ちかくいう十内、又、伜幸右衛門は、ほぼたん様と呼ばれての、なかなか、さとではおんなにもておる
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬廻うままわけん使役つかいやくの、富森助右衛門とみのもりすけえもんであった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富森助右衛門とみのもりすけえもんがつぶやくと
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)