“良雄”の読み方と例文
読み方割合
よしかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠左衛門は、伝右衛門の姿を見ると、良雄よしかつに代って、微笑しながらこう云った。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この正月の元旦に、富森助右衛門とみのもりすけえもんが、三杯の屠蘇とそに酔って、「今日も春恥しからぬ寝武士かな」と吟じた、その句がふと念頭に浮んだからである。句意も、良雄よしかつが今感じている満足と変りはない。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)