“としゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吐瀉76.9%
屠者23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども途中幾度か激しい吐瀉としゃに見舞われた豚は、自動車のある処まで来るととうとう動かなくなってしまいました。痙攣けいれんを起したんです。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
喰わず飲まず吐瀉としゃや呻きの中で三日を過ぎ、真暗な夜中に荷物のように投げ出されたのが、又北九州沿岸の方角も名も知らない山際だったそうである。
玄海灘密航 (新字新仮名) / 金史良(著)
一番最下の族は先にもいいましたように渡船者とせんしゃ、漁師、鍛冶屋かじや屠者としゃの四つで、これらの中でも渡船者と漁師とは少しく地位が高い。決して鍛冶屋や屠者のようではない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
けれども屠者としゃ鍛冶屋かじや、猟師、番太ばんたの子供はその位に就くことはもちろん出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)