“とくがわいえやす”の漢字の書き方と例文
語句割合
徳川家康100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川家康とくがわいえやすと云うようなかんがえがあって、ソレから割出わりだして聞た所が、今の通りの答に驚いて、是れは不思議と思うたことは今でもく覚えて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
徳川家康とくがわいえやす(従五位上侍従このとき三十一歳)は紺いろにあおいの紋をちらしたよろい直垂ひたたれに、脛当すねあて蹈込ふみこみたびをつけたまま、じっと目をつむって坐っていた。
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
およそ古今武将の中で、徳川家康とくがわいえやすという古狸ふるだぬき位、銭勘定の高いやつは無いとじゃった。欲ばかり突張っていたその為に、天下も金で取ったようなもの。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)