“とがの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トガノ
語句割合
斗賀野50.0%
刀我野25.0%
菟我野25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでまず第一番に皇后の軍勢を待ちうけてほろぼそうとおぼしめして、にわかに兵を集めて、摂津せっつ斗賀野とがのというところまでご進軍になりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
むかし、摂津国せっつのくに刀我野とがのというところに、一ぴき牡鹿おじかんでいました。この牡鹿おじかには二ひきなかのいい牝鹿めじかがあって、一ぴき牝鹿めじか摂津国せっつのくに夢野ゆめのんでいました。
夢占 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
でも、菟我野とがのから天王寺のあいだでは、物見隊を先にめんみつな偵察をしながら進んだ。そして、やがてのこと
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)