“とうたん”の漢字の書き方と例文
語句割合
東端100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
制動機を動かすと、この鉄橋は、あたかも川の中ではしを横に流すように、広い第九工場の東端とうたんから西端せいたんまで、ゴーッと音をたてて横に動くのだった。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
甲斐かい東端とうたん北武蔵きたむさしとの山境やまざかいにある、御岳神社みたけじんじゃ紅葉こうよう季節きせつにあたって、万樹紅焔まんじゅこうえん広前ひろまえで、毎年おこなわれる兵学大講会へいがくだいこうえに、ことしは、大久保石見守長安おおくぼいわみのかみながやす
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両町というのは、城下のほとんど東端とうたんにちかいところだった。およその見当をつけて裏へぬけると、霧にかすんで青田と雑木林とが、ぼかしたようにうちわたしてみえる。
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)