“とうじろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藤次郎60.0%
藤二郎20.0%
藤治郎20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津藤つとう即ち摂津国屋つのくにや藤次郎とうじろうは、名はりん、字は冷和れいわ香以こうい鯉角りかく梅阿弥ばいあみ等と号した。その豪遊をほしいままにして家産を蕩尽とうじんしたのは、世の知る所である。文政五年うまれで、当時四十歳である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
見送の人々は勝三郎の姉ふさ、いそ、てる、勝久、勝ふみ、藤二郎とうじろう、それに師匠の家にいるかねさんという男、上総屋かずさやの親方、以上八人であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
文吉ぶんきち藤治郎とうじろう多藏たぞう彌五右衞門やごえもんの七人に買って来て呉れてえ頼まれて、御守が七つ御供物おくもつが七つある、それはえが金が二十両脇から預かって、小さい風呂敷に包んで金がある