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藤次郎
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とうじろう
ふりがな文庫
“
藤次郎
(
とうじろう
)” の例文
「女一人で、どう我慢しても、この家では一と晩とは過されません。横網の指物師で
藤次郎
(
とうじろう
)
というのは、私の知合いですから、あすこまで送っては下さいませんか」
銭形平次捕物控:018 富籤政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
津藤
(
つとう
)
即ち
摂津国屋
(
つのくにや
)
藤次郎
(
とうじろう
)
は、名は
鱗
(
りん
)
、字は
冷和
(
れいわ
)
、
香以
(
こうい
)
、
鯉角
(
りかく
)
、
梅阿弥
(
ばいあみ
)
等と号した。その豪遊を
肆
(
ほしいまま
)
にして家産を
蕩尽
(
とうじん
)
したのは、世の知る所である。文政五年
生
(
うまれ
)
で、当時四十歳である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
三吉座
(
みよしざ
)
という小芝居の白壁に幾筋かの
贔負幟
(
ひいきのぼり
)
が風に吹かれているのを、一様に黒い屋根の間に見出した時はことに嬉しかった。芝居好きの車夫の
藤次郎
(
とうじろう
)
が父の役所の
休日
(
やすみ
)
には私の
守
(
も
)
りをしながら
山の手の子
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“藤次”で始まる語句
藤次
藤次家長