“てんすいおけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
天水桶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板倉屋敷のそばまで行くと、角のもち屋の天水桶てんすいおけや一ト手持てもち辻番つじばん小屋の陰からムラムラと人影が立ちあがった。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
なに此奴こいつは其の方の家来だと、しからん無礼な奴、武士の供をするなら主人の側に小さくなってるが当然、しかるになん天水桶てんすいおけから三尺も往来へ出しゃばり
ガラッ八は舌鼓を一つ、大急ぎで、路地を出ると、天水桶てんすいおけの蔭へ蝙蝠こうもりのようにピタリと身を隠しました。