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てには
ふりがな文庫
“てには”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
手爾葉
40.0%
天爾波
20.0%
弖爾波
20.0%
手爾波
20.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手爾葉
(逆引き)
嬉しさよといわねば感情を現わす
能
(
あた
)
わざる時にのみ用いたる蕪村の句は、もとよりこの語を無造作に置きたるにあらず。さらに驚くべきは蕪村が一句の結尾に「に」という
手爾葉
(
てには
)
を用いたることなり。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
てには(手爾葉)の例文をもっと
(2作品)
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天爾波
(逆引き)
安政中江戸に行われて、
寄場
(
よせば
)
はこれがために
雑沓
(
ざっとう
)
した。照葉とは
天爾波
(
てには
)
俄
(
にわか
)
の
訛略
(
かりゃく
)
だというのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
てには(天爾波)の例文をもっと
(1作品)
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弖爾波
(逆引き)
恐ろしく
早言
(
はやこと
)
で、
詞
(
ことば
)
は聞き取れない。土地の
訛
(
なま
)
りの、にいと云う
弖爾波
(
てには
)
が、数珠の数取りの珠のように、単調にしゃべっている詞の間々に、はっきりと聞こえる。東京で、ねえと云うところである。
蛇
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
てには(弖爾波)の例文をもっと
(1作品)
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手爾波
(逆引き)
ぞ、や、なり、かなかな、
侍
(
はべ
)
る、なんど、
手爾波
(
てには
)
を合わされて助りますかい。……あとで竹永さん、
貴下
(
あなた
)
が探りましたね、第一、愛吉が知っていたんだね。……
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
てには(手爾波)の例文をもっと
(1作品)
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