“ていしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牴触80.0%
抵触15.0%
定色5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれはまずそれとして何もそんなに心配せずとも或種類の芸術に至っては決して二宮尊徳にのみやそんとくの教と牴触ていしょくしないで済むものが許多いくらもある。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
論理の法則に抵触ていしょくするからである。この世に止まる限り、この法則に間違いはない。だがこの世が世の凡てであろうか。一元の世界はないものであろうか。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
大ぶほかから来ているらしい人も見える。近所の村から来た田舎びた晴着を着た人も、町の人の間にまじって押し合っている。家々の搏風はぶからは、市の定色ていしょくに染めた旗がひらめいている。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)