“つねひさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
経久50.0%
常久50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一命をつかみとって、せめては、あの世で、故主経久つねひさ、義久にまみえんという一念を——なおひそかに胸裡きょうりふかく秘している鹿之介なのである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毛利氏と尼子氏との宿怨しゅくえんは、大永三年、尼子経久つねひさと毛利元就もとなりとの手切れ以来であるから——その間の興亡流血は、ことし天正六年まで、実に五十六年間にわたる悲壮な闘争をつづけて来たわけである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かく申す拙者は、遠藤主膳えんどうしゅぜん——と申してもお解りあるまい、当美濃国のかつての領主、八幡城にて二万八千石をんだ、遠藤常久つねひさは拙者の兄で御座るよ」