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つつぬ
ふりがな文庫
“つつぬ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
筒抜
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筒抜
(逆引き)
「三月以来のことです」と周防が云った、「はじめは気がつきませんでしたが、密議に類することが、
筒抜
(
つつぬ
)
けに外へもれますので、注意してみると到るところに
間者
(
かんじゃ
)
が配ってあるようなのです」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
霧と云えば霧と云われるくらいな
微
(
かす
)
かな粒であるが、四方の
禿山
(
はげやま
)
を
罩
(
こ
)
め尽した上に、
筒抜
(
つつぬ
)
けの空を塗り
潰
(
つぶ
)
して、しとどと落ちて来るんだから、
家
(
うち
)
の中に坐っていてさえ、
糠
(
ぬか
)
よりも小さい
湿
(
しめ
)
り
気
(
け
)
が
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ともかく計画というものは、大方、どこからか情報がもれてくるものだが、恐らくは、忠盛ほどの男だから、
密偵
(
みってい
)
の一人や二人は、しのびこませていたにちがいない。事前に、計画は
筒抜
(
つつぬ
)
けになった。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
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(13作品)
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