“ぢやうせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
定石40.0%
定跡40.0%
定席20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうだらう、それは定石ぢやうせきだ」
しかしさう云ふ場合は、絶えず定跡ぢやうせきの研究が必要である。二枚落で指してゐるときは二枚落の定跡を、飛香落で指してゐるときは飛香落の定跡をと、定跡の研究を進めて行くべきである。
将棋 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
いつも夜店の賑ふ八丁堀北島町の路地には片側に講釈の定席ぢやうせき、片側には娘義太夫の定席が向合むかひあつてゐるので、堂摺連だうするれんの手拍子は毎夜張扇はりあふぎひゞき打交うちまじはる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)