“ちりめんじわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
縮緬皺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くびから肩へかけての肉にたるみがあって、顔にも縮緬皺ちりめんじわが一面にあるにはあるけれども、はだが抜ける程真っ白なので、遠目ではそう云う皺やたるみがよく分らず
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「——綺麗ねえ」美佐子も照れ隠しのような口調だった。風らしいものは感じられないのに、池には縮緬皺ちりめんじわのような小波が立っているらしく、倒影が細く揺れている。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
みきった天心に、皎々こうこうたる銀盤ぎんばんが一つ、ぽかッとうかび、水波渺茫すいはびょうぼうかすんでいるあたりから、すぐ眼の前までの一帯の海が、限りない縮緬皺ちりめんじわをよせ、洋上一面に、金光が
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)