“ちょうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
張燕33.3%
跳猿33.3%
暢艶16.7%
腸炎16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽進、李典の二手に、降将の張燕ちょうえんを加えて、新たに十万騎の大隊が編制されると
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さても明日の世はまた、冥々めいめいとしてわからない。今日が、平和というたとて、生死流転しょうじるてん、三界苦海、色に、酒に、金に、跳猿ちょうえんの迷いからめぬものは、やがて、思い知る時があろうというもの。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勿論、改良美濃紙の復刻本であったが、原図の菱川師宣ひしかわもろのぶのあの暢艶ちょうえんで素雅なおもむきはちらりちらり味えた。しかし、自然の実感というものは全くなかった。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
病は敗血症と腸炎ちょうえんの併発、事極めて意外、病勢は急転直下、僅かに二十時間にして彼女は去る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)