“たむらまろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田村麻呂50.0%
田村麿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでどんなあらえびすでも、虎狼とらおおかみのような猛獣もうじゅうでも、田村麻呂たむらまろ一目ひとめにらまれると、たちまち一縮ひとちぢみにちぢみあがるというほどでした。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこでこの上はもう田村麻呂たむらまろをやるほかはないというので、いよいよ田村麻呂たむらまろ大将たいしょうにして、奥州おうしゅう出陣しゅつじんさせることになりました。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いくらばかりあせっても、矢種やだねがなくってはいくさはできません。残念ざんねんながら味方みかたけいくさかと田村麻呂たむらまろぎしりをしてくやしがりました。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
田村麿たむらまろの昔ならいざ知らず、今の世に「鬼」なんぞが棲んでたまるか——と冷笑するくらいの聡明さを持たない七兵衛ではないが、こういう時間、こういう場合に置かれてみると
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)