“たまねぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玉葱90.6%
球葱6.3%
玉蜀黍3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時、あなたのお弁当のおかずは卵焼きと金平牛蒡きんぴらごぼうで、私の持って来たお弁当のおかずは、筋子すじこ粕漬かすづけと、玉葱たまねぎの煮たのでした。
冬の花火 (新字新仮名) / 太宰治(著)
と小僧はさう言ふなり、直ぐ洗面所へ駈けつけて、土塗つちまみれの玉葱たまねぎでも洗ふやうに顔中を水に突込んで洗ひ出した。
私は米を一しょうほどと、野菜屋では、玉葱たまねぎ山東菜さんとうなを少しばかり求めて、ねこの子でもかくしているかのように前掛けでくるりと巻くと
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
○バラー肉をシチュウにするは沸立ちたる湯へ肉を入れ、ホンの少しの塩を加え二時間ほど煮て先ずジャガ芋と大根と少々の湯煮た人参なぞを加え、三十分ほど煮て球葱たまねぎかあるいは白葱を加え塩と胡椒とバターにて味をつけ、また三十分ほど煮て葡萄酒を少し加え、米利堅粉めりけんこを溶き込みてその汁を濃くす。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
最早もう地味ちみに合わぬ球葱たまねぎを無理に作ろうともせぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
客はスープをきっしながら「なるほど妙な味だ。僕は牛肉や鳥肉でばかりスープを作らせるが高いものに付くよ」中川「それでは贅沢ぜいたく過ぎて味も悪い。僕の家では球葱たまねぎスープだの豌豆えんどうスープだのと野菜ばかりのスープも出来るよ」と相変らずの料理自慢。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それから水瓜、甘藍キャベツ球葱たまねぎ、球葱は此辺ではよく出来ませんが、青物市場であまりやすかったからI君が買って来たその裾分すそわけという事でした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
富士山麓は米が出来ず、玉蜀黍たまねぎを主食にしている。
三浦環のプロフィール (新字新仮名) / 吉本明光(著)