“たなもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
店者97.8%
店物2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
性わるとか、おんなたらしなどと云われる客は、かえって扱いよかったが、若い職人とかお店者たなものなどで、本気になってかよって来る者には困った。
契りきぬ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
もうヘベレケに酔っ払った吉原よしわら帰りのお店者たなものらしい四五人づれが、肩を組んで調子外れの都々逸どどいつ怒鳴どなりながら通り過ぎた。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
入れ違いに甥の千代次郎、これは二十五六のお店物たなもの風の男ですが、ガタガタふるえるばかりで、何を訊いてもらちがあきません。