“たてふだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立札50.0%
建札43.8%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『雨の道より、方々に、私をとらえようとする奉行所の立札たてふだが廻っているので——。お前も、噂をお聞きでしょう』
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
トラックは、それからしばらく走ったが、やがて「防空壕アリ」と建札たてふだのあるビルディングのところまで来ると、ぴたりと停った。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこには入口にたてふだがあって誤国之門ごこくのもんという文字が見えていた。その門の内には鉄床があって、その上に数十人の者が坐らされていた。
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)