“ただつぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忠次75.0%
唯継25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒井忠次ただつぐの手勢は、ためにさんざんに駈けくずされた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、酒井忠次ただつぐ
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唯継ただつぐの金力を以て彼女をおびやかしたらんには、またかの雅之を入獄の先に棄てたりけんや。耀かがやける金剛石ダイアモンドけがれたる罪名とは、いづれか愛をくの力多かる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
この貴婦人こそ富山宮子にて、今日夫なる唯継ただつぐともに田鶴見子爵に招れて、男同士のシャンペンなど酌交くみかはを、請うて庭内を遊覧せんとて出でしにぞありける。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「うむ、面白い! 逢うて間に殺されたいとは、宮さん好ういはれた。さうなけりやならんじや。然し、なあ、然しじや、貴方は今は富山の奥さん、唯継ただつぐと云ふ夫の有る身じや、滅多な事は出来んですよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)