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たしょ
ふりがな文庫
“たしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
他処
50.0%
他所
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他処
(逆引き)
しかし惜しいかな、その姓がはなはだ信用が出来ないので、したがって原籍も決定することが出来ない。彼は
未荘
(
みそう
)
に住んだことが多いがときどき
他処
(
たしょ
)
へ住むこともある。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
わたくしはこれらの渡船の中で今戸の渡しを
他処
(
たしょ
)
のものより最も興味深く思返さねばならない。
水のながれ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
たしょ(他処)の例文をもっと
(2作品)
見る
他所
(逆引き)
浜町河岸
(
はまちょうがし
)
には今以て昔のように毎年水練場が出来ながら、わが神伝流の小屋のみは
他所
(
たしょ
)
に取払われ、浮洲に茂った蘆の葉は二度と見られぬものとなった。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「交通が便利になれば、第一にこの辺の米を皆持って行かれてしまう。第二に
他所
(
たしょ
)
の人間が入り込む。つまり飢饉と泥棒を招くようなものだと思って、無暗に怖がったんだね」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
たしょ(他所)の例文をもっと
(2作品)
見る
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