“たけだびし”の漢字の書き方と例文
語句割合
武田菱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「買ってもらいたいのは、ジャガタラの品物じゃありません。武田菱たけだびしもんをうった、りっぱな人間です。どうです、ご相談にのりませんか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬場の一面には、八幡宮の鳩と武田菱たけだびしとの幔幕まんまくが張りめぐらされてあり、その外は竹矢来たけやらいでありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
どうはそのとたんに死座しざから前向きにガクッとつっぷしてしまう。あの小袖こそでにつけた武田菱たけだびしもんも、しゅまって、もうビクリともしなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
綺羅きらではないが巨材きょざいをくんだ本丸づくり、おくには武田菱たけだびしまくがはりまわされ、そのなかにあって、とう武田伊那丸たけだいなまるは、いましも、軍師ぐんし小幡民部こばたみんぶから
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)