“たかちか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孝悌25.0%
挙周25.0%
敬親25.0%
高親25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの人名の中、福岡藤二は土佐の藩士で大正八年頃まで生存していた子爵福岡孝悌たかちかである。また松岡欲訥は同じく土佐の藩士松岡七助、号を毅軒きけんといった人であろう。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
女歌人じょかじんうちでも指折りの赤染あかぞめ右衛門えもんで、其頃丁度匡衡もまだ三十前、赤染右衛門も二十幾歳、子の挙周たかちかは生れていたか、未だ生れていなかったか知らないが、若盛りの夫婦で、女貌郎才
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
当時毛利敬親たかちかは、長防二州の藩主として、毛利重就しげなりの宝暦、安永至治の余光を承け、府庫ふこ充実、士気ようやく振うの時に会し、村田清風は、天保十四年の夏、藩主をすすめて羽賀台に大調練をなさしむ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
摂津せっつ宮内くない高親たかちかでございまする。ただいま、てまえのそばで、明石あかしノ入道忍阿にんあが、太守の死出のさきがけ仕ると申しながら、腹掻ッ切って相果てましてござりまする」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)