“たうすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桃介66.7%
棠助33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし今では女も男に負けぬ程ずるくなつた。大隈伯が願を掛けたら、屹度きつと義足を奉納する。貞奴さだやつこだつたら桃介たうすけさんのしんざうでも納めよう。
福沢桃介たうすけ氏と三百円3・28(夕)
当時伊沢氏の子供は榛軒の棠助たうすけが四歳、常三郎が三歳であつた。益は棠助を乳母に託して、自ら常三郎を養育してゐたのであらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
丸山の棠軒が家には、此年九月二十一日に嫡男棠助たうすけが生れた。棠軒公私略に「己未九月廿一日夕男子出生、名棠助」と云つてある。即今のめぐむさんである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
柏軒の長女しうは此年に生れた。是より先長男棠助たうすけが生れたが、其年月を詳にしない。並に狩谷氏しゆんの出である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)