“ぞくみょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俗名87.5%
賊名12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思うとカッと逆上のぼせて来て、根が人がよいから猶々なお/\気が欝々うつ/\して病気が重くなり、それからはお嬢の俗名ぞくみょうを書いて仏壇に備え、毎日々々念仏三まいで暮しましたが
しかる後、また死んだもののために小さな位牌いはいを作った。位牌には黒いうるし戒名かいみょうが書いてあった。位牌のぬしは戒名を持っていた。けれども俗名ぞくみょう両親ふたおやといえども知らなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
賊名ぞくみょうを負わして間違った恐れ入ったでは済まんぞ、今までの失礼も勘弁し難い処だが、田舎者で分らん奴だから此の儘くなれば許して遣るが、って撿めるとなれば