“そとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俎豆40.0%
爼豆20.0%
疎桐20.0%
租稲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(一) 孔子は子供の時、俎豆そとうつら礼容れいようを設けて遊んだ。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
逍遙子はこれを知りて、その競爭をして爼豆そとうの間にのみ行はれしめむとし、衆我の旗皷きこの間に相見えむとするをゆるさず。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
「疎桐禅童子。信厚義子。実信重子。母藤田氏。天保六年乙未閏七月十七日歿。」子は法諡はふし疎桐そとうと云つた。恐くは未だ小字をさななを命ずるに及ばずして夭したのであらう。疎桐の生父は柏軒である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
租稲そとうはもとより正税しょうぜい出挙すいこ出納すいとうまでが、ことごとく何束何把をもって計算せられたのは、えいすなわち稲の穂の運搬と貯蔵とが、普通であった証拠である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)