“ぜあみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
世阿弥85.7%
是阿弥14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大和やまと春日かすが神社に奉仕していた大和猿楽師さるがくしの中、観世座かんぜざ観阿弥かんなみ世阿弥ぜあみ父子が義満のちょうによって、京都に進出し、田楽でんがくの座の能や、諸国の猿楽の座の芸を追い抜いて
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
能楽が今でも日本文化の一つの代表的な産物として世界に提供し得られるものであるとすれば、その内の少なからぬ部分の創作者である世阿弥ぜあみは、世界的な作家として認められなくてはなるまい。
父母と共に崖の上の小家に移った時から、わたくしは香以の名を牢記ろうきしている。既にしてわたくしはこの家の旧主人小倉が後に名を是阿弥ぜあみと云ったことを知った。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)